研究に引退はない

先日、新聞の「ひと」欄に、82歳で修士論文を書いた坂田美枝さんの紹介記事があった。

80歳で同志社大学大学院へ入学、「仕事唄」のテーマで修士論文を執筆。

これからの夢は「杜氏を支えた妻たちの女性史」を書くことらしい。

 

研究はそろそろ終わりかな?と思っていたのだけれど、

年齢とは関係なく探求心さえあれば、永遠に続けられるのかもしれない。

 

研究所にも研究好きな高齢教授たちが頑張っておられる。

体力も精神もお元気、特に科研費研究になると目を輝かせ、水を得た魚のように動き始める。それは事務処理や会議の時には見られない。

 

研究所初代所長の新堀先生は、90代で本を出版され、周囲の先生方(弟子)が原稿の校正を頼まれたとき、誤字脱字はもちろん修正箇所がなかったという逸話がある。

研究は人の脳を活性化するのだろう。

 

わたしももうちょっと頑張ってみようかな?