先週の授業で、質的調査は研究者自身の自己理解が大事だということを学びました。
発達障害者当事者(青年)をインタビュー調査したことがあります。
当事者の青年は、小学校の高学年の頃がいちばん大変だったようで、
不登校になり、いろいろと辛かった体験を語ってくれました。
クラスの同級生たちが、担任に勧められて書かされたであろう寄せ書きを見たとき、
「優しさの暴力だった」と語りました。
私がこの「優しさの暴力」という言葉がとても心に残っています。
そのインタビューは、GTAで分析したのですが、
なぜ、この言葉に引っ掛かったのか、
そのときの自分をもう一度振り返っています。